島根県江津市の里山こども園わたぼうし。この園で子どもたちは毎日山や森、海や川といった自然や、地域の人たちとふれあいながら過ごしている。

我が子3人もこのこども園に通わせているが、「今日何をした?」ときくと「ドラム缶風呂に入った!」とか、「森でカレーを作って、かまどでご飯を炊いた!」「羊の毛を切った!」など、大人でも経験したことのないような日常を話してくれる。

通い始めて約2年。気づけば、以前よりもずっとよく食べて、表情豊かにしゃべるようになったと思う。その上、時には自分たちで話し合いをして考えたことをこちらに提案してくる場面もあるほどだ。この園のおかげで我が子たちは「自分で考える力、行動力、想像力」が身につきつつあることを実感している。

そんな保育園の玄関にある小さなソファーカバーのご依頼をいただいた。自然の中で育つ子どもたちに自然の色に触れてほしいと思い、いろいろなトーンで染めた藍の布を組み合わせて作った。ラグのような形状にして、敷物としても使えたり、インテリアとして壁に飾ったりできるようなデザインにした。

先生や子どもたちが日々大切にしていることがソファーカバーにも表現できるといいなと思いながら作った。

小さい時から、日々何気なく触れたり目にするものは色であれ形であれ、意図や意味の込められたものであってほしいと思う。無意識のうちに、きっとそこから色んなことを感じ取ってくれると思うからだ。制作をしながらたくさんこ想いが込み上げるお仕事をさせてもらった。

 

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